2014年振り返り(前編)

2年前から、年末は1年間あったことを振り返るようにしています。

この振り返りは自分にとってとても大切です。

というのは、僕のようなマルチタスク超苦手人間は、一つのことに取り組み出すと(それがきちんと進められているかは別として)、他のことに気が回らなくなる性質で、改めて大きな流れの中でその軌跡を見たときに、それが自分の進みたい道から逸れていることがしばしばあるからです。

また、別の見方をすると、自分の外側の部分を作り上げていくことと、内側の部分を練り上げていくことは、厳密に分けると同時に行うことができないため、両方の時間をバランスよく取ることが個人的に大事だからです。
(↑については、ido理論(input,drop,output)という自論があるので、また別の機会に書きます。)

前置きが長くなりましたが、今年はどういう年だったか。

今年は結論から言って、経営者という役職に振り回された年でした。

1年の手帳を見返したとき、多種多様な「出来事」がありました。

社員2名が新しく入社してくれたこと、NHKやケーブルテレビの取材、多くのイベントやワークショップ、アウトオブキッザニア、事務所の改装、ブログやネットショップ、組織のシェイプアップ、会社の合併、組織の仕組作り、不動産事業。

プライベートでも、自身のバンドのライブ2本や深川の本祭、シーサイドマラソン、相続準備など色々ありました。

でもそれに伴う「感情」がほとんど思い出せなかったんです。

もちろん、そのときは楽しかったり、上手くいかなくて悔しかったりと、様々な想いがあったはずなのですが、それがあまり記憶になかったんです。

つまりこの1年、僕は「達成すること」や「経験すること」にばかりにとらわれて、そこから得られる「感情」を大切にできていなかったんだと、つい先ほどはっきり気付かされました。

それは、今年の2月に代表取締役を交代したことと深く関係していそうです。

僕は社長になったことで、教科書通りの立派な社長になろうとしていたんだと思います。

もっと言えば、自分の経営能力不足からくる自信の無さに対するコンプレックスを、実務や実績で埋めようとしていたんだと思います。

でも、自分がやりたかったこと、作りたい会社、なりたい自分って、今年の延長線上にあるのか。

答えは「全然ちげぇ。」でした。

続く

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One thought on “2014年振り返り(前編)

  1. こうしてしっかり文章に残していくって素晴らしいですね。自分の感情は?というところとても共感できる内容で後編が楽しみです。

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