心に刺さる言葉

「ポジティブは時に暴力になり得る。」

最近読み返した本に書いあって、心に刺さった言葉です。

人生においては達成することだけでなく、感じて寄り添うことも大切。

ポジティブの裏には、恐れや不安、コンプレックスが隠れているそうです。

何かを達成した結果、一番大事にしたいことをないがしろにしてしまっていた。よくある話です。

タイミングは人それぞれ。

価値観も人それぞれ。

もう一度、深く、肝に銘じて置かなくてはいけないと感じました。

分業精神

今日は江東区青海のMONOという場所で打ち合わせをさせていただきました。

そのとき話題にあがったことで興味深かったことがあります。

それは「日本は元々分業の国」という話。

例えば江戸時代の革屋さんは、なめし(柔らかくする)→染革(揉み込み染色)→仕上、という工程を分業で行っていたそうです。

木材(林)業界も同じで、川上から川下まで数多くの人の手を経ていました。

これに対して、欧米は一つの場所で一から十までやっていたそうです。

これを聞いたとき、「日本人は合理化よりも共栄の文化なんだな」と感じました。

今の国際競争を考えれば、企業にとって合理化は決して避けられない要素の一つですし、その必要性は感じます。

ただ、資本主義の競争の元に全てを内製化して合理化を目指す選択肢だけでなく、みんなで分け合って支え合って暮らす選択肢もあって、今少しずつこの選択肢を選ぶ人が増えているのかもしれないな、とも感じます。

全てを自分でやろうとすること、それを目標にすることは、ひょっとしたら立派なことじゃなくて、傲慢なことなのかもしれません。

この先どうなっていくか、ちょっと楽しみです。

2014年振り返り(後編)

先日の続きです。

達成することや前進することという目に見える成果ばかりを気にしすぎて、感情を置き去りにしてきたこと。
「無機質」な役割にとらわれ、「有機的」な人間らしさをないがしろにしてきたこと。
そこに原因があるように思いました。

僕は昔から周りと心からのコミュニケーションを取るのが苦手で、人に心を開いて自分の感じることを伝えるのが怖いと感じていました。

今、この仕事を通して、人と、そして自分としっかり向き合って、コミュニケーションを取るという、人生の課題にチャレンジさせてもらっているのかもしれません。

このブログを始めるにあたって、自分の考えていること、感じることをかっこつけずに書こうと思ったのも、そのためのプロセスのような気がします。

会社を代表する人間として、こんな青くさいことを書いたり、ネガティブな部分を見せるのは、個人や組織に与える影響を考えたときにどうなのか、という意見もいただいたりしますし、何より自分でそう思うこともしばしばです。

でも、その経営者という役割以前に、やはり自分は一人の人間であり、そこに向き合わずには、この先どこにも行けないと改めて思いました。

そして2015年は、もっともっと色々な経験して、そこからたくさんのことを感じ取って、人生をより味わい深いものにして行きたいと感じています。

お年賀

毎年この時期、多くの会社さんからお年賀をいただきます。

習慣なのか、その95%以上はタオルで、その95%は2本セットでいただいております。

年始のお心遣いはとても嬉しくて、心から「旧年中は大変お世話になりました。」という感謝と、「本年もよろしくお願い致します。」という、新たな年を新たな心で迎える決意をさせていただく、とても大切な時期です。

しかしながら、同時にずっと感じていた気持ちもあります。

それは

「ウチのタオルの年間消費量は、そんなに多くねぇ。。。」

ということです。

例年、タオル50本はいただくのですが、ウチの社員は6名。
一人あたり8本/年。

当然、家にも会社にもタオルはあります。
最近のタオルは品質もいいから、洗えば何度も使えます。

使い切れず会社に大切に保管され、気付けば翌年、また50本超のタオルをいただく。
たまる一方のタオルたち。

重ね重ねですが、お気持ちは本当に本当に嬉しいのです。

榎戸材木店も、2年前の新年のご挨拶回りまで、タオルを2本セットでお渡ししていました。

しかし、気持ちは嬉しくても、事実として「タオル」は、そんなにいらんのです。

これは年末にいただくカレンダーにも同じことが言えます。

昨年まで榎戸材木店は、事務所の中にカレンダーが10セットはかかってました。。

繰り返しますが、お気持ちは本当に嬉しい。

でも、そんなにタオルもカレンダーいらねぇ。

というわけで、榎戸材木店では、昨年からお年賀のタオルを廃止いたしました。

昨年はお茶をお年賀にさせていただきました。

今年は、オリジナルの手づくりノート2冊セット。
念願だった手づくりです。

過去に製材や力仕事が主だった時代には、タオルはあってありすぎることはなかったかもしれません。

でも、時代は変わります。

意味や意義を考えないままに、ただ前年を踏襲しつづけると、どんどん世の中と乖離していく。

周りと足並みを揃えることをやめて違うことをするのは怖いですが、思考停止に陥らないため、自分たちの軸をしっかり持った上で、本当に大事にしたいこと、必要なことを追求していく姿勢をきちんと持っていたいと、そう考えています。