古民家改修プロジェクト ~床はがし 蜃気楼に消えたオアシス編~

7月に天井をはがし、8月に草刈りをして、少し時間があいた10月末。

ついに、床はがしに着手しました。

 

簡単かと思いきや

前に床下を見るため、床を一部はがしていました。

そのとき、あっさりと外すことができていたので、床に関しては何の心配もしていませんでした。

死の灰にまみれた天井解体を経験した僕らにとって、床をはがすことなどたやすい。

高所作業なし!上から落ちてくるものなし!暑苦しくて怪しい装備必要なぁし!!

まさに解体のオアシス!ボーナスステージ!

さぁ、まずは奥のこの部屋から!

まずは、下地がない場所に穴をあけて、そこを起点にはがしていきます。

 

あれ、、、結構堅いな。。。

そしたら、もうちょっと力を入れやすいように、少しノコギリで切り取って

よいしょー!

・・・びくともしませんでした。。。

原因を調べると、どうやら下地の木材と板が、ボンドでベッタリと接着されているらしいのです。

ボンドは超強力で、バールでこじ開けようとしても全く剥がれる気配がありませんでした。

 

不動産屋さんの手直しがアダに!?

この古民家、一度元の持ち主から不動産屋さん(≠仲介業者さん)に売られたものを購入していて、

不動産屋さんのほうで一部、見栄えをよくするためだけに手直しをしてありました。

違和感バリバリのこことか。

 

 

このお風呂はハリボテで、浴槽っぽいのはただの木の箱。

 

これは恐らくですが、この部分も不動産屋さんが手直しした箇所ではないかと。

古民家はリノベーションして使う可能性が高いと思うのですが、その場合解体という作業が必ず入ります。

建物をよく見せるためとはいえ、このような後先考えない施工は遠慮してほしいなーと思いました。。

あぁオアシスが。

 

 

絶望のその先に

蜃気楼に消えたオアシスに心折れそうになった僕らでしたが、ない知恵を絞って試行錯誤の上にたどり着いた床解体法がこちら。

床を

 

電気マルノコで

 

カットして

 

地道にはがす!

これでなんとか解体することができました。

後から大工さんに聞いたところ、こういう場合はやはりあんまり良い方法はなく、

ボンドを溶かす溶剤を使うか、下地ごとぶった切るかだそうです。

ボンド、ダメゼッタイ。

 

ちなみに、板張りの部屋は、難なくはがせました。

 

次は「土壁解体編~土と竹と、時々火花~」です。