飲食店と材木と

久しぶりのブログ。

今週の初めに、会社の敷地内に食堂をオープンしました。
100年の間「材木屋」(一応)として小さく堅実にやってきた会社が飲食業に手を出すとは、ご先祖様が知ったらさぞ驚くことでしょう。

会社のある新木場はご飯にとても困る場所で、お昼はコンビニか仕出し弁当、もしくは近くのチェーン店のそば屋さんくらいしか選択肢がありません。
僕らもコンビニで買ったり、仕出し弁当を取ったりしていましたが、毎日毎日食べている中で、体がだんだんと不健康になっていく感じが否めませんでした。

せめてご飯は炊こうと、会社に炊飯器を持ち込んでお米だけは自前でしたが、やはり根本的な解決にはならず。

そんな中、「簡単でよければ作りましょうか」と名乗りをあげてくれたのが、榎戸材木店で不動産の担当をしてくれている”たかさん”こと髙嶋さん。
彼は元々料理人で、その実力は、イタリアでシェフ経験を持っていたり、日本で自分のお店を構えたことがあるほど。
たかさんの作るお昼は、おいしいのはもちろんのこと、健康のことを考えた体に優しいご飯です。

そんな賄い飯が始まってから数ヶ月。
僕は考えました。
「こんな美味しくてヘルスィーなお昼を、僕らだけで独占するなんてもったいない!ぜひ新木場で働く人に食べてもらって、午後の仕事の活力にしてほしい!」

というわけで始まった、うみねこ食堂プロジェクト。
保健所の申請もとり、今週から晴れてオープンの運びとなりました。

榎戸材木店で働く僕らは、
「心豊かな暮らしの提案を通して、自然との調和を目指す」
という軸と目的を共有しています。

僕の考える「心豊かな暮らし」とその提案とは、ただ経済的な豊かさの追求でもなく、ただ合理的なだけ、便利なだけでもなく、心が生きていることを実感し、心が喜ぶ暮らしを探求し、体感し、共有していくこと。
それを実現する上で、「住」と「食」は欠かせない要素だと考えています。

いままで榎戸材木店が営んできた材木業は、解釈を拡げれば、「心豊かな住まいの提案」。
そう考えると、「心豊かな暮らし」という大きな枠組みの中で、今回の新規事業との親和性は大いにあるように感じます。

また、今回のことで僕自身も、自分が目指す事業のスタートアップと運営の理想が少し見えた気がします。

ポイントは、
・僕らが「いいね!」と思うものを、自分たちを中心に拡げる
・メンバーが最も力を発揮できる「場」をつくる
・スタート時のリスクを限りなくゼロに近付ける

これからまた何か新しく始める際は、「心豊かな暮らしの提案」という軸にあてはまるかや、上のポイントを押さえながら進めていこうと思います。

うみねこ食堂、よろしくお願いします。